作成日: 2020/04/15 最終更新日: 2021/01/25
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ActiveReports for .NET を ASP.NET Webアプリケーションで使用して、クライアント側にレポートを表示する場合、いくつかの方法がございます。
- WebViewerコントロールを使用する方法(Professionalのみ)
WebViewerコントロールは、ブラウザ上でのレポート表示・印刷を可能にする ASP.NET Webフォーム専用のコンポーネントです。
クライアントからのレポートの表示要求に対して、WebViewerコントロールがレポートを自動生成し配信するので、複雑な処理コードを記述する必要はありません。
レポートを WebViewerコントロールに設定し、出力形式を指定するだけで、簡単にWeb帳票を実現できます。
出力形式は、PDF形式/HTMLビューワ形式/RawHTML形式の3種類です。
詳細な使用方法については、製品ヘルプの以下のトピックをご覧ください。
ASP.NET用のビューワの使用
Professional Webビューワ サンプル
- JSビューワを使用する方法(Professionalのみ)
JSビューワは、ブラウザ上でのレポート表示を可能にするJavaScriptコンポーネントです。
JSビューワは、最新のWebアプリケーションフレームワーク(例: ASP.NET MVC、ASP.NET Core MVC)、また、主要なJavaScriptフレームワーク(例: Angular、React、Vue.js)で動作します。
レスポンシブWebデザインによって、JavaScriptビューワは画面サイズに合わせて自動的に調整できるため、デスクトップ、モバイル、すべてのタッチ対応デバイスや最新のブラウザで使用できます。
また、プレビュー中のレポートを他のファイル形式(PDF、Excel、Word、等)で保存する機能も用意しています。
詳細な使用方法については、製品ヘルプの以下のトピックをご参照ください。
JSビューワの使用
WebSamples
- エクスポートフィルタ機能を使用する方法
ActiveReports には、レポートを様々なファイル形式に変換する「エクスポート機能」が用意されております。
たとえば、レポートをPDF形式に変換し、そのPDFデータをバイナリ形式でクライアントに配信することで、クライアント側のブラウザにPDF形式でレポートを表示することが可能です。(ただし、この場合にはクライアント側にAdobe Reader等のPDF表示用のソフトウェアが必要です。)
詳細な方法については、製品ヘルプの以下のトピックをご参照ください。
カスタムWebのエクスポート(ページレポート/RDLレポート)
カスタムWebのエクスポート
ただし、この方法はアプリケーションをWindows OSに配置する場合にのみ使用可能です。
Windows以外のOSにアプリケーションを配置する場合には、関連情報の「.NET Coreアプリケーションで ActiveReports を使用できますか?」をご確認ください。
- HTTPハンドラ機能を使用する方法(Professionalのみ)
IISではサーバーに要求が到着すると、要求されたファイルの拡張子を検査し、そのファイルをどのように処理するかを判断します。また、特定の拡張子に対して任意のハンドラクラスをマッピングすることで、独自の処理を実装できます。
[参考|HTTP Handlers and HTTP Modules Overview]
ActiveReportsでは、レポートを生成してクライアントへ自動配信する2種類のハンドラクラスを提供しております。
これらのハンドラを使用することで、PDFまたはHTML形式でレポートをクライアントのブラウザ上に表示することを可能にします。
また、URLをサーバーに要求するだけで、クライアントへレポートが配信されるため、レポート生成や配信のための仕組みをコーディングする必要がありません。
詳細な使用方法については、製品ヘルプの以下のトピックをご覧ください。
HTTPハンドラ
Professional Webビューワ サンプル
ただし、この方法はアプリケーションをWindows OSに配置する場合にのみ使用可能です。
Windows以外のOSにアプリケーションを配置する場合には、関連情報の「.NET Coreアプリケーションで ActiveReports を使用できますか?」をご確認ください。
関連情報
旧文書番号
85392